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島森です。漫画や小説の感想が主です。TBもコメントもご自由にどうぞ。


by nm73tsrm
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律動

資生堂「マキアージュ」の音楽が好きで、ドラッグストアに行くとかかってるので、ついつい数回聴いてしまいます。マスカラを試す振りをして。
4/5(水)に山田タマル「My Brand New Eden」発売だそうです。
イギリスの音楽かなーと思ってたのです。
しかも未発売だったとは。
ピンクの口紅を引いて、街に出たくなる音楽です。まさに。

好きな音楽が流れていれば、通勤も出来るし、メールも打てるし、運動も出来る。気が進まない人と会う時も、化粧が楽しく出来る。料理も楽しい。
日本人から見たら経済的に恵まれていなさそうな国でも、音楽が流れていると、とても楽しそうに楽観的に生きているように見える。
逆に、街に音楽がない国は暗そうなイメージ。

戦争時に高揚する音楽を流行らせたり、ある程度、感情はリズムに支配されてしまうんでしょうね。
映画を観ていると、音楽だけで泣かされるので顕著。

厚さと値段で難しそうだったので、敬遠していたこの本も、たまらなくエキサイティングで、「中高生から理解出来るように作った」だけありました。
自分でも何故にバークレーメソッドの本を読んでいるのか、不思議なんですが、菊池さんの本は対象が何であれ、全て彼の中で消化され、彼のリズムで書かれているので、非常に読みやすいのです。
森博嗣の模型&建築本が面白いのと同じですね。
「何かを質問する前に、『わたしのことを好きになってくれなくちゃ』」

バークレーに行く為に、会社を辞めた同僚の男性が居ました。

*[book]『憂鬱と官能を教えた学校』菊地 成孔 ,大谷 能生 河出書房新社 ; ISBN: 4309267807律動_e0038376_14581817.jpg
20世紀中盤に登場し、ポピュラー音楽家たちの間に爆発的に広まった音楽理論〈バークリー・メソッド〉とはいったい何か? 現在の音楽シーンを牽引するミュージシャンと気鋭の音楽批評家のコラボレーションによる前代未聞の音楽講義録、ついに刊行! クールな知的興奮と微妙なギャグのランデヴー!

コードを実際に聴けたら、更に理解が進みそうです。
菊地さんと大谷さんの、講義の中での音楽への造詣と愛情は言うまでもなく、
生徒へ相手のレベルで伝えることを、さりげなくエレガンスに、微笑と共になさってるのが、堪えられません。
by nm73tsrm | 2006-02-27 23:33 | book