島森です。漫画や小説の感想が主です。TBもコメントもご自由にどうぞ。


by nm73tsrm
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嫌!オタク

*[comic]『嫌オタク流』中原 昌也 , 高橋 ヨシキ 海猫沢 めろん , 更科 修一郎 太田出版 ISBN-10: 4778310012e0038376_2374582.jpg

中原氏の作品を手に取ったことはあっても、読めたことがなく、海猫沢氏の『零式』は図書館順番待ち。何故かこの本を見つけてしまい、読んだら、面白いこと、腑に落ちたことが多くありました。

『社会派くんが行く!』ファンなら読んだら面白いかと。
中原氏の暴発する科白が面白く、一気に読めました。以下、覚え書き。

海猫沢氏:オタクの中にあった『諧謔』『自虐』『反逆』」の三ギャクがなくなってきてる。

高橋氏:萌えマンガはヘンリー・ダーガーの画集の横に置く。

海猫沢氏:村上隆のやったリトルボーイ展(「リトルボーイ:爆発する日本のサブカルチャー・アート」展)オタク文化がアメリカの影響で生まれたことは確かだけど、このタイトルはまずいでしょ。

恋愛の話題で
海猫沢氏:その子が好きすぎちゃって、「こいつが死んでくれればオレの心の中のイメージが永遠になるのに」って。

高橋氏:そもそも「純愛とは清き魂同士が出会ったときに成就するものである」とか思ってる自体が変。

高橋氏:身体障害者を相手に性欲を解消するゲームにそれだけのニーズがあったとは…。

高橋氏:一億総「可哀想萌え」ですよ。


海猫沢氏:僕らオタクは都合のいいことしか考えないんです。
中原氏:いいなあ、僕もそういう人間に産まれたかったな。こっちは地獄ですよ。


第二章 日本を蝕む「萌え」の脅威

更科氏:ワイドショーのレポーターがコミケに来て「ここには十万人の宮崎勤がいます」

高橋氏:これからは萌えと書いて「ポルノ」とルビをふるようにするべきだ!

更科氏:基本的にオタク向けの商売って、十歳児の感覚で相手をしないといけないと思うんです。部分的には大人ですけど、性的な要素が絡んだ部分はだいたい子供で、それが行動の動機となっているケースが多いですから。

更科氏:下々のエロ物件を(コンビニの成人向けものシール等で)極力減らしていくかわりに、大資本のオタク産業には助成金を出したりして、ワケの分からない大作アニメや特撮映画が次々と撮られている。『ローレライ』や『戦国自衛隊1549』みたいな映画を作ったのにしても、要は国策ですから。
高橋氏:その辺の映画は「自衛隊が協力する以上、気が狂った自衛官や、命令に背く自衛官の役柄は出すな」と言われたって話ですね。
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by nm73tsrm | 2007-04-13 06:49 | book
*[cinema]『ユージュアル・サスペクツ』監督: ブライアン・シンガーe0038376_4365866.jpg

癖のある映画が好きな人から薦められたので、何かあることを考えすぎてしまい、最後が楽しめませんでした。
でもそこに至る証言の作り方の"見せ方"はとても好きです。
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by nm73tsrm | 2007-04-13 04:48 | life

Open Sesame

*[book]『心洞—Open Sesame』五條 瑛 双葉社

家出少女のエナと“鳩探し”をさせられている同居人のヤスフミ。二人の住む新宿では、若者たちが「ドゥルダ」と呼ばれる謎の占い師の虜となり、新種のドラッグに酔いしれている。彼らはみな、心にとてつもなく大きな空洞を抱えている。「R/EVOLUTION」=革命小説シリーズのOにあたる第3弾。書き下ろし掌編「東京湾アクアライン」収録。


大川、亮司は助けようとしたのに、ヤスフミはあっさりと…。育ちの良い美青年以外には冷たい売り専。
すみれの成長が前作と違って著しい。『断鎖』『紫嵐』と来ましたが、『紫嵐』の後にもう一つクッションがあっても良かったかも。種子がさまざまな明かりの方へ伸びていってます。
でも、エナの方向はちょっと…これから変化するのでしょうけど。
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by nm73tsrm | 2007-04-13 04:25 | book

THE HARLEM SUITE

秋せつらを描くのが、私の夢でした。/小畑健
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中学生の頃は、そりゃ、せつらとメフィストにかなりのウェイトを取られておりましたとも。
小畑さんも、同じだったのですね。
末弥純のイラストは、せつらを明瞭に描いていないので、イメージが損なわれることはなかったのですが、小畑氏の絵は…暈さずハッキリですね。

秀行さんの弟君の、成孔氏が新宿の職安通り沿いに住んでいらっしゃることを考えると、本当に不思議なものだなあと。

そうか、ここでせつらを描いていたら、ジャンプではあの作品でバランスがとれますわいな。
小畑氏の描く男性は耽美なのですが、若い女性がミサにみえてしまうのが、辛いところです。
ナオミみたいなのが出てきたら良いのでしょうが。

作品はこれから読みますが、イラストだけで嬉しかったので。
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by nm73tsrm | 2007-04-12 23:35 | book

続くダイエット

*[book]『藤田弓子のわがままダイエット』藤田弓子 マガジンランド ISBN-10: 4944101228
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本で見ると藤田さんの姿の変化は分かり辛いのですが、数値かなり健康体になっています。
お酒を止められない人には、とても嬉しいダイエット。
円背(えんぱい)は老若男女問わず多いので、このストレッチは非常に有効だと思います。タンパク質を摂って水を飲んで、炭水化物は減らして…やりやすいです。
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by nm73tsrm | 2007-04-11 03:50 | comic

シェフ、板長を斬る

*[book]『シェフ、板長を斬る悪口雑言集−東京のレストラン、料理店の評価−』友里 征耶 グラフ社 ISBN-10: 4766207416

レストランの名前の後の数行の紹介記事を読めば、その店の評価が分かります。
評価の基準は「食後感」。チェックをして、店を出るときにどう感じるか。
コストに見合う料理、サービス、雰囲気。

ご本人のブログです。

白金のイゾラについては、同意見。「パルテノペ」ではもっと安く同じようなピザを出します、とあったので、チェックしたら、確かに評判が高めでした。
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by nm73tsrm | 2007-04-11 03:50 | book
*[book]『ソフトタッチ・オペレーション 神麻嗣子の超能力事件簿』西澤 保彦  講談社 ISBN-10: 4061825070e0038376_3382824.jpg
連続する念動力による不法侵入と引っ越しの奇妙な関係、血飛沫の記憶と母の幻影に悩む女性、男の手料理が招く連続怪死、辻褄があわないことばかりの豪邸内殺人、男子学生が巻き込まれた拉致女性が密閉空間にテレポートしてくる奇怪な監禁事件—五つの超常事件を神麻嗣子、神余響子、保科匡緒が緻密な論理で解き明かす。「論理の神業」続出の大人気シリーズ最新刊。

能解さんが出ないと、ちょっとつまらないですが、1年に1回は読みたいチョーモンインシリーズです。男性がとぼけていて、そこに包容力を感じさせるキャラ造形は変わらないのですが、切れ味の良さは、この単行本分はちょっと薄れてしまってます。
表題作は、西澤先生が乗り移ったかのような足(ストッキング)フェチ。パジャマの下にストッキングなんて、寒がりであってもありえないと思うのです。本当に、お好きなのですね。
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by nm73tsrm | 2007-04-11 03:49 | book

All Blues

*[comic]『BLUE DRAGON ラルΩグラド 1』鷹野 常雄 (原作), 小畑 健 (絵) e0038376_2346100.jpg

『SAW3』を観た後だからじゃありませんが…『デスノ』の後なら、もうちょっと良いものを選んでほしかったです、編集部に。
(ナイフで捕まったから、控えめな作品にしてるのかもしれませんが、あれで捕まえる警察の方がどうよ?という顛末だと思います)
絵がもっと下手だったらチャンピオン辺りに載るのにぴったりなお話かな…と。

小畑さんの絵は、『デスノート』とはタッチを変えてポップになってるのですが、
ストーリーが…。
素材が、ジョジョの波紋やスタンドに似てたり、ドラゴンものだったりするので、リーダビリティに欠けてしまって悲しいです。小畑氏の絵は、人間の葛藤や暗部を描くのに向いていると思うので、ご本人が面白いと思える作品をまた描いてほしいです。

もしかして、ご本人が望んだ作品かもしれませんが…。
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by nm73tsrm | 2007-04-11 00:32 | comic

Franz Kafka's Amerika

『Franz Kafka's Amerika』発売日に『小さいことばを歌う場所』が届きました。
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2冊届き、糸井さんからのハガキもちゃんと2枚入っておりました。

ブイヨンの写真、野原の写真、ビルの夜景(歌舞伎町ではない)。
人のノスタルジーは様々。

『Franz Kafka's Amerika』のジャングルクルーズにはうってつけの日を聴きながら
『小さいことばを歌う場所』をめくるのが花霞か
黄砂か分からない靄の最後の一日に相応しく
来年、どちらかの本は、手元にはなくなっているだろうことを
期待して。
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by nm73tsrm | 2007-04-07 20:38 | book

SPACE RACE

*[comic]『プラネテス (1)』幸村 誠 講談社 ISBN-10: 4063287351 e0038376_19345762.jpg

DVDになっていたんですね。全く知りませんでした。
『もやしもん』の石川氏がファンだと聞いたので、読んでみた次第です。

SFものなら漫画では太田垣 康男の『MOON LIGHT MILE』、小説なら 小川 一水の『第六大陸』。特に『第六大陸』の2巻での宇宙のゴミ拾いネタが重なっていることもあって、面白いです。
実在する病気なのか分かりませんが、宇宙白血病…宇宙という環境では色々な病が出てくるでしょうね…。
背表紙の見返し部分に、淮南子による「宇宙」の由来がありました。

「往古来今 これを宙といい
四方上下 これを宇という 」


*[comic]『プラネテス (2)』幸村 誠 講談社 ISBN-10: 4063287785 e0038376_19583826.jpg

ゴローは父の名前…マジで太田垣 康男の『MOON LIGHT MILE』では?(笑)
木星往還船の技師長ロックスミスを評して「悪魔みたいな男はいい仕事する」と。
そう、そうなんですよね〜。

*[comic]『プラネテス (3)』幸村 誠 講談社ISBN-10: 4063288633 e0038376_19594614.jpg

SF読者が選ぶ最大のSF作品賞 第33回星雲賞受賞!!

ハチマキがプロポーズしたのに、びっくり。しちゃうんですかー、彼が!
タナベを見てると、愛って名前、いいかも…と生まれて初めて思えるようになってきたのが『プラネテス』パワーか?
「これでお前も晴れて、手前勝手にくたばれない身の上ってワケだ」
そうです、男性には勝手にくたばれない理由が必要なのです。

*[comic]『プラネテス (4)』幸村 誠 講談社 ISBN-10: 4063289370 e0038376_2035714.jpg

宙(そら)に道を探した青年は今、人類で最も長い距離を翔けた

This is SFニュースタンダード  一部完!!

愛し合うことだけはどうしてもやめられないんだ。——2080年 星野八郎太
(木星への有人飛行を初成功させた、フォン・ブラウン号の乗組員の言葉)


一部完だったんですね〜。ヴィンランド〜の方へ行ってしまったかと思ってました。
"犬の日々"ってムーンライダースかな?
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by nm73tsrm | 2007-04-06 00:01 | comic