島森です。漫画や小説の感想が主です。TBもコメントもご自由にどうぞ。


by nm73tsrm
カレンダー

2007年 04月 28日 ( 2 )

できるかなクアトロ

*[comic]『できるかなクアトロ』西原理恵子  扶桑社 (2007/4/25) ISBN-10: 4594053513  e0038376_928887.jpg

おなじみサイバラの『できるかな』シリーズ第4弾。今回はインドの奇祭に乱入、モンゴルで恐竜の化石発掘に挑戦など、ますますディープに! 手塚治虫文化賞受賞、NHK「@ヒューマン」出演と、人気、知名度ともさらにアップの西原理恵子。3年半ぶりの新作は、話題を呼ぶこと間違いなし!

御主人への香典代わりに、ファンとして作品を購入しました。
レジにもって行って「1000円になります」と言われ、「え、2000円位じゃないんですか?」と聞き返してしまった程です。
これだけ、カラーが多くて、身体はってて、ヒジュラに参加し、同化し、高須先生とバロットやもうちょっと先までいった鶏まで食べているのに、単行本は1000円! 
読んでて、鬱になるよーなつまんねーハードカヴァーの小説やら詩やらが、2000円近くで売られているのに、爽快なサイバラが1000円! 
この日本で「安い!」と思えるひざひざの買い物でした。
まあ、カラーが、小畑健ではないからゴニョゴニョ…かもしれませんが、インドで「死ぬときの風景を観た」のイラストは、他の作家には描けないと思います。

扶桑社さん、もうちょっと値段上げてもわたしは買うぜ。
[PR]
by nm73tsrm | 2007-04-28 09:34 | comic

蘭の香や蝶の翅に薫物す

*[book]『プラチナ・ビーズ』五條 瑛  集英社 (2001/07)ISBN-10: 4087473449 e0038376_23471730.jpg

脱走した米兵の惨殺死体が日本海岸で発見された。それがすべての発端だった…。同じ頃、米国防総省の下請け情報機関に所属するアナリスト・葉山は調査中にある情報を入手する。北朝鮮の権力中枢で、何かが起きている—。鍵を握る謎の言葉「プラチナ・ビーズ」とは?米朝の謀報戦を鮮烈に描く、本格スパイ小説の新鋭、入魂のデビュー作。

北朝鮮ものというと村上龍の『半島を出よ』を想起してしまうのですが、五條瑛のこの作品は、全く視点もアプローチも違います。

アナリストの葉山とその上司野口のやりとりも面白いし、葉山と養父の関係と接し方の描き方もグッとくる。

私は先に「革命シリーズ」を6巻まで読んでしまったので、サーシャが連れてきた少年のその後を知ってしまっているのですが、サーシャが、なぜ、ああいった行動をとるのか、多少は腑に落ちました。

デビュー作ということもあってか、文体はゴツゴツしていて読み辛いところもあったものの、「革命シリーズ」は非常に読みやすくなって伏線の張り方も上手くなっているので、次の『スリー・アゲーツ〜三つの瑪瑙』も楽しみです。
[PR]
by nm73tsrm | 2007-04-28 09:34 | book