オルファクトグラム
2008年 09月 28日
『オルファクトグラム』
井上 夢人
毎日新聞社
(2000/01)
ぼく片桐稔は、ある日、姉の家で何者かに頭を殴られ、一ヶ月間意識不明に陥る。目覚めたぼくは、姉があの日殺されたと知らされ、そして、鼻から「匂い」を失ったかわりに、とてつもない嗅覚を宿すことになった。姉を殺したヤツは同じ手口で次々と人妻を手にかけていき、ぼくは―。斬新な発想で独自の世界を築き続けてきた著者が、満を持して放つ、新たな衝撃作。類書なき、嗅覚サスペンス。
評判が良いものを探して読んでいる心算でも、読んでみると「…」なことが多いので、およそ外れが無いと思われるこのミステリーがすごい!ベスト10から読んでみることにしました。このミス、連城三紀彦氏や西澤保彦氏はところどころ顔を出してますが、森博嗣氏はないんですね。そうかぁ…。
読んでみると、「類書なき、嗅覚サスペンス」の煽りが、全く誇張ではなく実に個性的で素敵な表現を得ている為、展開自体は地味なもののの、物語としては非常に面白いです。『乱鴉の響宴』の方が、読み辛かった位、500頁くらいの本を捲りまくりです。
もっと読みたいと思ったのですが、井上氏名義のものはあまりまだ冊数が無いんですね。次は『the TEAM』を読んでみようと思います。
井上 夢人
毎日新聞社
(2000/01)
ぼく片桐稔は、ある日、姉の家で何者かに頭を殴られ、一ヶ月間意識不明に陥る。目覚めたぼくは、姉があの日殺されたと知らされ、そして、鼻から「匂い」を失ったかわりに、とてつもない嗅覚を宿すことになった。姉を殺したヤツは同じ手口で次々と人妻を手にかけていき、ぼくは―。斬新な発想で独自の世界を築き続けてきた著者が、満を持して放つ、新たな衝撃作。類書なき、嗅覚サスペンス。
評判が良いものを探して読んでいる心算でも、読んでみると「…」なことが多いので、およそ外れが無いと思われるこのミステリーがすごい!ベスト10から読んでみることにしました。このミス、連城三紀彦氏や西澤保彦氏はところどころ顔を出してますが、森博嗣氏はないんですね。そうかぁ…。
読んでみると、「類書なき、嗅覚サスペンス」の煽りが、全く誇張ではなく実に個性的で素敵な表現を得ている為、展開自体は地味なもののの、物語としては非常に面白いです。『乱鴉の響宴』の方が、読み辛かった位、500頁くらいの本を捲りまくりです。
もっと読みたいと思ったのですが、井上氏名義のものはあまりまだ冊数が無いんですね。次は『the TEAM』を読んでみようと思います。
by nm73tsrm
| 2008-09-28 22:38
| book