島森です。漫画や小説の感想が主です。TBもコメントもご自由にどうぞ。


by nm73tsrm
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秋薔薇や彩を尽して艶ならず

厳然たる!言語と!衒学の!限界突破!お見事としか言いようがない。

こう魔夜峰央氏に言われたら、読むしかないでしょう古野 まほろ。

*[book]『天帝のはしたなき果実』
e0038376_22392653.jpg
講談社
ISBN-10: 4061824775

終章の最後が817頁。
京極夏彦氏な厚さ。内容は魔夜峰央+大塚英志という感じでしょうか。
有栖川氏の作品はあまり得意ではないので『月光ゲーム』は読んでいないのですが、きっとオマージュがあると思います。

青春劇なあたりは、中村明日美子の絵柄で読むと肉感的かな。でもマーチは…変換出来ないです。

はらたいらさんに○○点、みたな記述があって、平成でない90年代初頭の"日本帝国"という設定が彩られてしまいます。
『虚無への供物』へのオマージュにはなってると思うのですが、耽美であるにはコアラが…男の子でありすぎるような(笑)。
かといって女性の存在を認められない枯れた男しか出てこない話はつまらないし。
姫川は三重とか静岡あたりなのでしょうか。

2作目、半分くらいまで読んでいます。
1作目より慣れたのか、密度が薄いのか、速度が上がってるようです。

皆川博子女史のように、この世界をずっと維持出来るよう、体力をキープしていってほしいです。女性に化物は多いものの、男性の化物は少ないので。
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by nm73tsrm | 2007-11-06 22:54 | book