島森です。漫画や小説の感想が主です。TBもコメントもご自由にどうぞ。


by nm73tsrm
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「革命を起こさないか、この国に」

*[book]『断鎖(Escape)』五條 瑛 双葉社ISBN-10: 4575234133 e0038376_9483428.jpg

1999年『プラチナ・ビーズ』でデビュー。2001年『スリー・アゲーツ』で第3回大藪春彦賞を受賞

大学卒業後、防衛庁に就職し、調査専門職として勤務。主に極東の軍事情報および国内情報分析を担当。退職後は一般のOL職を希望していたが、フリーライターを経たのち出版社の勧めにより、1999年に北朝鮮問題を題材とした『プラチナ・ビーズ』で作家デビュー。

五條瑛氏の作品は評価が高いので、読んでみました。これが1作目。
これは「革命小説」の第一弾ということです。

読んでみて、高村薫氏の『李歐』とサーシャを重ねてしまいましたが、高村薫氏より、男の色気の描写は少ないし(見た目の美しさについては同じ位語られてます)、関係も高村氏の作品に比べ、日本と中国、台湾そして蛇頭、残留孤児にまで及んでいて、大変に広いです。
似たような題材でも、日明恩氏の文体より遥かにドライ。

文章については、問題なく上手で、読みやすいです。一気読み出来る面白さ。
このあたりが、高村薫氏を想起させる一因。

書きたいのはペーパーバック、芸術じゃない。インタビューありです。
読んでから知りましたが、女性でいらしたんですね。

サーシャは『プラチナ・ビーズ』で出ていたそうです。ファンからは「サ−シャ様」とファンレターが届くとか…。これも高村氏へのノリに似てるかと。

今は『紫嵐 Violet storm』を読んでますが、サーシャの『プラチナ・ビーズ』は次に読んでみます。
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by nm73tsrm | 2007-03-29 09:05 | book