島森です。漫画や小説の感想が主です。TBもコメントもご自由にどうぞ。


by nm73tsrm
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猶熱し骨と皮とになりてさへ

*[book]『ハルビン・カフェ』打海文三  角川書店 ISBN-13: 978-4043615025e0038376_2172817.jpg

てっきり、哈爾浜の話だと思っておりました。
打海は『されど修羅ゆく君は』と『裸者と裸者』『愚者と愚者』しか読んでおりません。

しかし、『裸者と裸者』『愚者と愚者』のシリーズは、ライトノベル扱いされてでも、
読んだもの勝ちという面白さなので、傑作と言われているこちらも読んでみました。

福井県西端の新興港湾都市・海市。大陸の動乱を逃れて大量の難民が押し寄せ、海市は中・韓・露のマフィアが覇を競う無法地帯と化した。相次ぐ現場警官の殉職に業を煮やした市警の一部が地下組織を作り、警官殺しに報復するテロ組織が誕生した。警官の警官による警官のための自警団。彼らは「P」と呼ばれた—。第5回大薮春彦賞を受賞した、著者渾身の最高傑作。

重厚な雰囲気、登場人物の多さと複雑なプロット、口語体の『裸者と裸者』を、
文語体にしたような感じです。

最後には、ノワールものも、ミステリ的なオチがありました。
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by nm73tsrm | 2007-01-16 16:47 | book