島森です。漫画や小説の感想が主です。TBもコメントもご自由にどうぞ。


by nm73tsrm
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梅散るやありあり遠き戦死報

*[book]『皇国の守護者〈1〉反逆の戦場』 佐藤 大輔  中央公論社 (ISBN:4-12-500525-7)e0038376_12294750.jpg

氷雪舞う「皇国」最北の地に鋼の奔流が押し寄せた。最新の装備に身を固めた「帝国」軍の破竹の進撃に「皇国」軍は為す術なく壊走する。敵情偵察を命じられた殿軍の兵站将校、新城中尉は僚友の為、剣牙虎の千早と共に死力を尽くし、敵の猛攻に立ち向かうが…。

豪屋 大介氏から、佐藤 大輔氏の本に興味を持っていたのですが、
戦記物は殆ど読んでいないので、数年躊躇してました。
先に漫画の『皇国の守護者』を読み、続きを読みたくてたまらず、小説に着手。

好きな戦争も、嫌いな戦争もある訳がないのですが
FSSを読んでる方で
「生き残ることこそが強さ」であり
バルンガは素敵、
と思ってる方になら、主人公や、佐藤氏のこの本は面白いかと。
漫画とはエピソードが入れ替わってるところもあります。
戦闘のエピソードが漫画程圧倒的ではないので、物足りないかと思ったのですが
新城の心理エピソードは豊富です。

*[book]『皇国の守護者 2 勝利なき名誉』佐藤 大輔  中央公論社 (ISBN:4-12-500537-0)e0038376_12302279.jpg
「皇国」軍主力の撤退を援護するため寄せ集めで急遽編成した新城指揮下の剣虎兵は、背後に迫る「帝国」軍追撃部隊に奇策をもって果敢に挑む。極北の港に追いつめられた「皇国」軍将兵一万八千を水軍が撤収させるまであと2日。刻々と間近に迫る敵軍から新城は友軍を守れるのか—。

「英雄になんてなりたくない」新城。
兵の命を守ることを第一とするのは、当たり前のようでいて、
それに拘っている物語は少なめかと思います。


*[book]『皇国の守護者 3 灰になっても』佐藤 大輔  中央公論社 (ISBN:4-12-500542-7)e0038376_1231831.jpg

北嶺の武勲で少佐に昇進した新城は皇都に蠢く大貴族の政争の駒となって、皇主に奏上する栄誉と引替えに近衛とは名ばかりの弱兵部隊への転属を命じられた。練兵の間もなく決戦の時は来た。湾を埋め尽くす帝国軍の大上陸部隊を、興廃を賭して皇国軍主力が迎え撃つ。訓練不足の近衛鉄虎兵大隊を率い新城は波打際の最前線に血路を拓く。

新城と女性の関わり方、
新城の慕われ方、
そして副官登場。
(挿絵のユーリア、無い方がマシ)

*[book]『皇国の守護者 4 壙穴の城塞』佐藤 大輔  中央公論社(ISBN:4-12-500631-8)
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「皇国」軍の奇襲作戦は、ユーリア率いる「帝国」軍の巧みな反撃により崩壊した!!内地を潰走し続ける皇都の防人達だが、新城率いる近衛鉄虎兵大隊は唯一整然と後退していた。絶望的状況で新城に死守命令が下る。大地を覆う精兵率いるユーリアと未完の城塞で待ち受ける新城、壙穴の戦場は砲声と血で満ち始める。

五稜郭ならに六稜郭。
ユーリアと新城の再会。

漫画ではさぞかし、良いシーンになりそうで、楽しみです。
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by nm73tsrm | 2006-06-20 12:23 | book