島森です。漫画や小説の感想が主です。TBもコメントもご自由にどうぞ。


by nm73tsrm
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四大ミステリは制覇してますか?

かくいう自分が『黒死舘』は半分くらいまでしか読めていません。

*[book]『ドグラ・マグラ (上) 』夢野 久作 角川書店 ISBN: 4041366038 e0038376_542486.jpg

昭和十年一月、書下し自費出版。狂人の書いた推理小説という異常な状況設定の中に著者の思想、知識を集大成する。“日本一幻魔怪奇の本格探偵小説”とうたわれた、歴史的一大奇書。(なだいなだ)

10年位前、夏にぎっくり腰を患った際に、読んでみました。魘(うな)されました。
ある女性ミュージシャンはこれを読んでる時、子宮筋腫を患ったそうな…。
あの小説は一読しかしないという森博嗣氏が再読したという書。

『脳』に関連して展開され、出てくるキャラクタは強烈、間断なく襲う悪夢と現実の書。

一度見たら忘れられない表紙の書。

*[book]『ドグラ・マグラ (下) 』夢野 久作 角川書店 ISBN: 4041366046
10年の歳月をかけ徹底した推敲に推敲を重ねた書。
成人する頃には、読んでも大丈夫かと。
本好きでミステリ好きなら、まず、読まないと。
再読してないので、再読してみようかな…。


*[book]『虚無への供物 上』中井英夫 講談社 ISBN:4-06-273995-Xe0038376_544979.jpg
中井氏は1993年12月10日金曜日、『虚無への供物』開幕と同じ月日、同じ曜日に肝不全で永眠。未読ですが笠井潔は『天啓の器』において、虚無執筆の謎と、中井英夫の死の謎に迫っているそうです。

昭和29年の洞爺丸沈没事故で両親を失った蒼司・紅司兄弟、従弟の藍司らのいる氷沼家に、さらなる不幸が襲う。密室状態の風呂場で紅司が死んだのだ。そして叔父の橙二郎もガスで絶命—殺人、事故?駆け出し歌手・奈々村久生らの推理合戦が始まった。「推理小説史上の大傑作」が大きい活字で読みやすく

中井英夫氏の文章が好きです。文体も素敵です。昭和29年の時点では三軒茶屋はかなりの田舎ではないかと思いきや、そうでもなさそうなのでなんとなく嬉しかった記憶が。

*[book]『虚無への供物 下』中井英夫 講談社 ISBN:4-06-273996-8e0038376_545338.jpg

アパートの一室での毒殺、黄色の部屋の密室トリック—素人探偵・奈々村久生と婚約者・牟礼田俊夫らが推理を重ねる。誕生石の色、五色の不動尊、薔薇、内外の探偵小説など、蘊蓄も披露、巧みに仕掛けたワナと見事に構成された「ワンダランド」に、中井英夫の「反推理小説」の真髄を見る究極のミステリー。

*[book]『匣の中の失楽』 竹本健治 双葉社 ISBN:4-575-50847-0e0038376_5454930.jpg
ミステリ・マニアが密室で殺された。それは仲間の一人が書こうとしていた探偵小説を先取りしたかのような事件だった…。『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』『虚無への供物』に続く「第4の奇書」と呼ばれる本作品。綾辻行人氏との対談、作品論集、未公開の創作ノートを収録した永久保存版

本作は四大アンチミステリ第四の奇書。
読みづらくはないし、普通にミステリを読める方なら気分が悪くなることはないと思いますので、手軽にどうぞ。
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by nm73tsrm | 2006-03-20 23:35 | book